冬のスープ
具だくさんの味噌汁が美味しいように、冬にストーブの上で煮るス−プは幸せの味がする。
昔のストーブは上が平らで鍋を架けられて便利だったが、最近は事故に繋がるという理由から鍋が乗らないように設計されている。 つまらない話。 でも冬はいろんなス−プを大鍋で山ほど作ってだんだん味を変えて最後は残りでカレーを作るのが我が家の定番だ。 ドアを開けると良い匂いが家中ひろがってそれだけで幸せになるという、寒い日の御馳走。 今日は気分をかえてそんな我が家のレシピを御紹介してみます。 参考になるかな?
まず材料は4人前ですが途中で味を変えるので分量は6〜8人位の寸胴鍋を用意します。 パスタ鍋でも良いですよ。
肉は2〜3種類必要です。
牛のシッポ(オックステール)を出汁用に4個くらい。
牛の筋肉は手に入ったら400〜600グラム.大きめに切る。
鳥の手羽元2パック
月桂樹の葉3〜4枚
ネギ一本
生姜一欠け
セロリの芯一本
以上をたっぷりの水で一度に入れて火にかけます。 煮たったらすぐ中火より下の火力でトロトロ2時間は煮る。 灰汁は捨てます。(我が家流はここまでで一晩置きます。 翌朝固まった脂肪を丁寧に捨てるのが大事なので、必ず前日2時間だけ煮ておくのです)
始めの日はポトフのように透き通ったスープで人参玉葱キャベツ椎茸蕪等の野菜を入れて、味付けは塩とスープストック3個くらいほうり込み、香辛料はセージを筆頭に胡椒・オレガノ・マジョラム等を小さじ一杯づつ入れて味身してできあがり。 好みでパセリや香菜でエスニックな香りを付け加えるのも可。 あっさりな風味です。
残りは火だけ入れてとって置くのが肝心。
2〜3日したら今度は残りのスープに茄子トマト(缶詰のホールトマトでも)レタスの外側や赤や黄色のピーマンにトマトジュースを入れて香料にナツメグを加え赤い色のトマト味スープにします。 レタスの外側を手でちぎって食べる直前に入れるのがコツ。 味も濃いスープのできあがり。
ボルシチ風にサワークリームをお皿に少し乗せても新鮮?お好みでどうぞ!
いよいよ翌日鍋の底の野菜や肉を漉し器で漉します。 骨や堅い野菜の芯などをとりのぞきフ−ドプロセッサーで全部を撹拌。
人数分の鍋に人参ジャガ芋玉葱など好きずきな野菜と供に辛めのカレーに仕立てます。 撹拌したスープの残りを入れて具はホタテでもタラでもわざと魚介類のカレーにするのが面白い。
みじん切りのネギと生姜をオイルで炒め香りが出て来たらホタテのスライスとターメリックでサッと炒め出来上がっているカレーにいれて混ぜあわせれば出来上がり。 仕上げはガラムマサラを忘れずに振り込んで辛さはお好みで赤唐辛子を。
結局手抜き料理な約3日間なのですが、ういた時間で暮の大掃除をする私です。
主婦ならだれでもやっていることですね、オソマツさまでした!が風邪知らずのメニューです。