New York Gypsy All Stars performs Crosswinds
カーヌーン(アラブ音楽の伝統的楽器)とドラムスはトルコ出身、クラリネットはマケドニア、ベースはギリシャ、キーボードはアメリカと国際色豊か。
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New York Gypsy All Stars performs Crosswinds
カーヌーン(アラブ音楽の伝統的楽器)とドラムスはトルコ出身、クラリネットはマケドニア、ベースはギリシャ、キーボードはアメリカと国際色豊か。
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歳を重ねても色褪せるどころか益々意欲的な新譜の内容にシビれ、ヘビロテしていた矢先の訃報はショックだった。
けれどもデヴィッド・ボウイの遺した膨大な作品と映像に没入していると、悲しみというよりもだんだん懐かしさやパワーのようなものが湧いてきて、むしろあまりに見事な最期に畏敬の念を感じる。
今は強いインスピレーションを与えてくれたことに感謝でいっぱいだ。
1980年、ボウイは暫く日本に滞在していたようだ。
この頃、父は彼のために何かの仕事をして、制作したボウイの頭像を後日、サインと一緒にくれたのだった。前の年に父からボウイのLPを貰っていて大好きだったのでビックリしたのを覚えている。
ライフマスクの可能性が高いけれどそれにしては眼が開いているし。今となってはこれがどういう経緯で何のためのものだったのか知る術がもうない。
サインは父が描いた絵コンテに「for いちだ with thanks Bowie 80.」と読める。というかBowieは読みにくかったけど、わざわざ日本語でいちだと書いてくれているところに親日家で優しいボウイの人柄を感じる。
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なにしろ引きこもりなので、旅に向いてるタイプじゃあないんです。
正直なところ、家でのんびりしているのが好きな出不精者。テロが起きても気づかないくらい。
一方、ヨメのわびすけは旅行が好きらしい。見知らぬ場所を訪れて、自分にとっては非日常だけど、そこに暮らす人々にとっては日常な暮らしの営みを眺め思いを巡らせるのが好きなのだそうだ。それが何よりの気分転換になるとのこと。
確かにたまには遠くに出掛けて気分を変えるのは良さそうだし、歳とって身体が衰えて旅行しにくくなる前に思い出を増やしておけば、老後のお茶が美味しく飲めるかも。
ちょうど南にはふた組のお友達夫婦が居て、ひと組はもうじきフランス生活を終えて帰国してしまう。
こうしてニースとモナコへ遊びに行くことになったのだった。
けれども十年も前の旅の話なんてそれでなくとも誰も興味ないしニーズもないだろう。
当時仲間うちで旅ブログがちょっと流行っていたこともありすぐに書くつもりだったけれど、旅から戻った直後に親友に不幸な出来事があり、書くタイミングを逃してしまっていた。既にわびすけが絵日記を書いてくれていたし。
なのでこれは自分のための記録だ。なぜ今頃になって昔の旅日記を書くのかは文末に述べたい。