結局デザインって愛なんじゃないかと思う。使う人への愛がないと本当にいいデザインにはならないよね。
愛の解釈にもいろいろあるし、ときには通じないこともあったりなんかして、そんなのがデザインの面白いとこかなぁ。
ある方法論
『先行者』についてシルさんから聞いた話。
あの傑作ゲーム (アイボやアシモがメーカーの要請で使用禁止になったのは本当に残念だけど) の3DCGとプログラミング部分をひとりでこなしているのは、弱冠18歳の彼の弟さん。Patraも以前から注目しているこの若くてクールなLightwave使いの弟さんにご馳走する機会をうかがっているけど、彼はなにしろ外出願望がない孤高のプログラマなのでまだ実現していない。それはさておき。
ふたりの会社『シルチョフ兄弟社』には全国のゲーマーから『先行者』について様々な要望が舞い込んでくる。そんなときシルさんは「あ〜またそんなワガママ言って」と思ってしまうこともあるそうだが弟さんは違っていて、
「全ての要望に応える方が簡単だから」と言って寡黙に反映させていくのだそうだ。
その興味深い方法論には感銘を受けた。日頃、より良い結果を目指してデザイナーとして戦う場合もあるけれど、時にはそういうスタンスも有効かもしれない。それでなおかつ個性や魅力が薄まらなければ凄く修行になると思う。
もっとも、デザインの仕事では全ての要望に応えるとダサくなってしまう場合も多いけど。
まだ東京です
仕事の都合でパリ行きが遅れちゃって。本当は5月30日出発予定だったんだけど、もう7月だし。
行ってきますライブをやるのがちょっと早かったようだ。「まだ居たの?」って言われそう。
労働ビザの取得は何かと大変って聞いていたけど、思ったより早くあっけなく済んだ。フランスが今景気がいいからだろうか。
東京も好きなのにパリに活動の拠点を移すことにした理由はいくつかあるけど、やはり海外で通用するようになりたいと言ったら大袈裟か。実は、たまには環境を変えようと思っただけかも。
ある意味商売じょうず?
6〜7年前のこと、友人のデザイナーTKくんはラジオで聴いて気に入った曲を買いにCD屋へ。それはエンヤだったんだけど、名前を知らなかったTKくんは店員さんに曲の雰囲気をあれこれ説明。
「賛美歌みたいに神々しいかんじの女性ヴォーカルで・・・」とか言っても解らない店員さん。あげくの果てに歌って聴かせた。
「これですね」と買わされたCDはなぜかバネッサ・パラディだった。店員さんが悪いのか?TKくんの歌のせいか??
その後3回目の挑戦でやっとエンヤを売ってもらえたそうだ。
ちなみにTKくんは他にも、名前を知らなかったイザベル・アンテナを探しに行ってクレモンティーヌ買わされたりとかいろいろある。(それはまだわからないでもないけど)
そんなわけでTKくんのところには好きでもないCDがいっぱいある。
対フランス戦
ひょっとしてフランス好きな奴と思われてるかもしれないけど、日本が負けた相手がフランスだとヘコむんだなー、柔道でもサッカーでもボクシングでも。
仕事では勝ちにいくよ。
またある意味では恩返しでもあるかも。