学生の頃といえばジャニオこと小畑正好君(彼はいつでもどこでもバク転のリクエストにこたえてくれるのでそう呼ばれていた。以下ジャニオ)にまだ借りを返せてなかった。
大学一年のとき彼と僕はうっかり人気のない講義を取ってしまい、内容がよくないうえ教授もなぜかやたらと陰険なオーラを放ちまくっており僕はすぐその講義を棄ててしまった。一方ジャニオはちゃんと出席していて、しかも僕の代返までしてくれていたそうなのだ!しかしいかんせん人気がないので人数も少なく、代返がバレたジャニオはそのためにただ一つその講義だけを落としてしまった。それでとても申し訳なく思い、いつか借りを返さなくてはと思っているうち、彼はNHKの「人体」をはじめ様々なプロジェクトに参加してあれよあれよという間にとても出世したのは3Dをやる方ならご存じのとおり。
#ごめんね、ジャニオ・・・。
で、ここからが本題ですが彼は母校のすぐそばに家を建てた。
自爆!
学生の頃、好きだった女のコの前で1日に2回転んだ。転ぶとなかなか起き上がれずぶざまな状態になってカッチョわるい。それ以来なんとなく「カッコつける」ということを避けてというか諦めて生きてきちゃったんだけど、それは多少仕事にも影響を与えているかもしれない。カッコいいモノを作らなくちゃいけないときでも、ついどこかにおちゃらけを入れてしまう。 デザインやっててそんなことではいかんのではないかと最近少し反省しているけれど、長年の習慣がそう簡単に抜けるわけないですねぇ、やっぱり。
タロー
タローが "il pleut dans ce taxi…"(このタクシーのなかは雨が降っている)と歌い、ばあちゃんが泣いた。
数年前にタローと"TARODOMO"というオリジナル・シャンソンのバンドをやっていました。いろんなバンドに参加してきましたが(ライブを2回以上やったバンドが思い出せるだけで20くらい)その中で最も難しく、最も高いテンションを要求されるバンドでした。日仏学院のレストランやアラーキーのパーティーで偶然"TARODOMO"をみてしまったというあなた!レアな人です。いや、正直言っておはずかしい、難しかったので・・・。
それはさておき、一時は地下鉄でジャック・ブレルを歌って細々と生活の糧を得ていたタロウも捕まったり閉じ込められたりすることなく無事一児の父となりル・マンで平和に暮らしているので人生は不思議です。(いや、たしか一回捕まったかな?)
病院食
昔肺に穴をあけたことがある。ベルリンの壁で野宿するような(そのときはまだ壁があった)貧乏旅行の帰り路、ポンコツでアウトバーンを走っているときに肺から空気が洩れていることに気づいた。(なんだか息苦しいぞ!)おかげで国境ではジャンキーと間違えられるし・・・。パリに戻ってそのまま入院。同室のおじいさんは病院の食事を「こんなモン喰えるくゎ!」と言っていたが僕には充分おいしかった。貧乏暮らししてたので。
葉っぱのおかね
うちのねこはときどき葉っぱのおかねをくわえてくる。
なるべく大きくてつやつやしてて破れていない落ち葉を選んでいるようだ。
はじめは意味がわからなかったんだけど、餌をやり忘れているときに限って持ってくるところをみると、どうやら「これをあげるからごはんちょうだい」と言っているらしい。