ここで論じたいのは奄美空港でタラップを這って登った人を巡る対応の是非についてではありません。
車イスで飛行機に乗る機会が多い身としては、あの話で思うところはもちろんあります。
自分は飛行機に乗るときは2週間くらい前までには必ず連絡しますし、乗り物だけでなくレストランの予約でも車イスであることを伝えるようにしていますが、共感できるかはさておきこの当事者の方が事前連絡を敢えてしなかったことを批判する立場にはないです。
なぜなら、今後もし離島に行かなければならなくなったときに、このような先例のおかげで搭乗を拒否されずに済むという恩恵を受ける可能性があるからです。
この方の場合、事前連絡したら搭乗を拒否されるし、同行者が5人もいるし、いざとなればどうにでも対応出来る経験と自信があったのでしょう。
正直なところ、腕の力でタラップ登れるなんて羨ましい!と思いましたよ。
ただ、考え方や事情は人それぞれで、助けてもらって当たり前なんて思いませんし、やむを得ず混んだ場所に車椅子やベビーカーで出かけなければならないような場合もありますし、場所を取ってしまう分、反比例して肩身の狭い思いをしている小心者もいるということもご理解いただければ幸いです。
誰にも迷惑をかけずに何処にでも行けたら自由が感じられていいでしょうね。
ちなみにエールフランスの国内線にはなるべく乗りたくありませんが、日本の航空会社の対応はANAもJALもいつも素晴らしくてたいへん感謝しております。欲を言えば電話が非常に繋がりにくいことが多いので、フィンランド航空のようにウェブでも車椅子リクエストの手続きをできるようにしていただけるとなお有り難いです。いつも同じ説明を繰り返すだけなので。って書いてみるテスト。
さて本題です。
続きを読む