そういえばもうすぐピーター・ガブリエルがパリに来るよねって友だちが言ってたなぁと思い出して調べたら、なんとコンサート当日だった!
会場に電話するとまだ席があるという。ラッキー!と思うと同時になんで売り切れてないんだろう?と不思議に。あんまり宣伝してないせいかも。とにかくこれを見逃す手はないので仕事を中断してわびすけと出かけた。だって日本にはなかなか来てくれないし。考えてみるとわびすけとコンサートに行くのは初めて。
会場のBERCYはマヤのピラミッドのような巨大スポーツセンター。面白いのは料金体系で、この日は椅子席€56と立ち見€50があり、日本で言うところのアリーナは全て立ち見。で、立ち見の方が安いわけだけど、早く行けばかなり前で観ることができる。あ、でもトイレに行けないかも(笑) ちなみにフランス人の出足は遅いです。車いすは立ち見チケット扱いなんだけど、大人しく椅子席で観ました。
円形ステージには始めドラムすらないシンプルさ。幸いまだグローイング・アップ・ライブのDVDを見ていなかったので、シークレット・ワールド・ライヴより地味??と思いきや、もの凄い仕掛け満載でビックリ!《注:若干ネタバレ?あり》ひとことで言うと乗り物オンパレード、ボートに自転車にセグウェイ、仕舞いにゃ逆さに歩くし、Zorbって言うのかな、デカい透明の球体に入って転がったり跳ねたりするし。あんな不安定な足場でよく歌えるなぁ、54歳なのに凄いなぁ、とストレートに感心。
肝心の演奏の方も素晴らしく、大いに楽しませていただきました。ドラム的にはグルーヴ感が最高なマヌ・カッツェでなかったのだけがちょっと残念だけど…手数はやや少なめでかなりのパワーヒッターでした。
ちなみにベーシストトニー・レヴィンのサイトに彼自身の写真と文によるツアーのレポートが逐一アップされています。日本語版もあって、なんかいいかんじ。
Michel Gondry
DVDって買って一度しか見ないものも多いけど、何度も見るものはだいたい音楽関係な気がする。
去年まで最もヘビーローテーションしたDVDはヘドウィグ・アンド・アングリーインチとLED ZEPPELIN DVDだったけど、この春はこれ。ミシェル・ゴンドリーの作品集。
彼の名前にぴんと来なくても、ケミカル・ブラザーズの”Let forever be”やビョークの数々のPVを覚えている人は多いはず。
彼の独特なユーモアのセンスや時にとてもドラマー的なアイディアの数々に痺れます。現役フランス人クリエイターで一番胸踊る存在。
今は昔。
レコード盤をひっくり返す、という行為がふと懐かしくなった。
面倒くさがりの僕としてはCDを取り替えるのすら実は億劫。やたら壊れるCDチェンジャーにも見切りをつけて、ご多聞にもれずコンピュータをジュークボックス化しているけれど、圧縮した音に耳が慣れちゃうのはなんか悲しい。
だってMP3のシンバルの音はひどいし…、でも便利さにはかえられなくてAACで我慢…。
じゃあアナログの音が良かったのかというと、まったくオーディオマニアじゃなくて拾ってきたようなプレーヤーしか持っていなかったせいかそんな気もしないんだけど、レコードにはCDにないありがたみがあった気がする。
中学の頃、中間テストや期末テストが終わるやいなや必ず秋葉原の石丸レコードセンターへ行っていた。ここではレコードを買うとき、店員さんがレコードをジャケットから出して盤面に傷がないかどうか確かめさせてくれる。つやつやとシルキーな輝きを放つレコード盤はとてもデリケートなものとして大切に扱われた。
CDの時代になってその儀式がなくなり、店員さんもだいぶ楽になったかも。
そういえば中一の頃、クラフトワークのレコード盤を見て衝撃を受けたっけ。あまりにタイトなテクノのリズムが、なんと盤面にくっきり模様を浮かび上がらせていたもんだから。確か”MAN MACHINE”だったかな。
不思議。
夢判断的にはどうなのか
友人熊猫は空を飛ぶ夢をよく見るという。
風を切ってとても爽快な気分らしい。
いいなぁ、こっちなんか夢の中でも脚が悪いんだ。
しかも今朝方見た夢は実家の屋外階段を苦労して登っている夢。
あまりに時間がかかって登りきらないうちに眼が覚めた。とほほ。
夢判断によれば飛ぶ夢は欲求不満の現れとか聞くけど、それでもそういう夢の方がいいな。