4/9/2002

移り気

パリのApple Expo 2002にでも行ってみるかとタクシーでパリのはずれPorte de Versaillesへ向かう。途中通りかかった15区のLecourbe通りでアンティークの市場が開かれていて渋滞した。
「ここは毎週こうなんですか?」とタクシードライバーに訊ねると、
「いえ例外ですよ、年に一度です。やってるって知ってたら通らなかったんですけどねぇ」
「停めてもらえますか?こっちの方が面白そうなんで!」
結局エキスポの特売ソフトやハードはとってもアナログな、小さな引出しが12個ついた小物入れの古い棚とリモージュのアールデコ風ティーセットに変身。

  

Comments (0) パリ Tags: , — Kyo ICHIDA @ 2002/09/04 23:27
5/8/2002

ヘミングウェイは寿司ブームを予測し得たか

ヘミングウェイの『老人と海』で老漁師が何日も巨大カジキと格闘しながら、空腹を癒すため片手でさばいた生魚を食べて「せめてライムがあればな…」とか呟く部分。欧米の読者は「生魚を食べなきゃならないなんて恐ろしい!可哀そう」みたいに思っただろうけど、「サンチャゴ爺さんに醤油をあげたいっ」と熱望したのは僕だけではないはず。

  

Comments (0) Tags: , — Kyo ICHIDA @ 2002/08/05 23:24
1/8/2002

ペンギン効果

うちの冷蔵庫の冷えがイマイチなのは、冷蔵庫にペンギンを乗せてよく冷えますようにとおまじないしていないためだと気付き、その辺に捨ててあったペンギンを連れて帰った。

翌日、野菜が凍っちまった。

  

Comments (0) 本当にあった笑い話 Tags: — Kyo ICHIDA @ 2002/08/01 01:48
23/7/2002

仕事場からの帰り路、レンヌ通りのゆるい坂を下っていたら、向こうからやってきた少しくたびれた感じの年輩のご婦人に話しかけられた。道を尋かれるのかと思ったら違った。
「あなた方、フランス語話しますか?」
「ええまぁ、多少」
「本は読みます?」
「フランス語では、読みませんねぇ」 実際、ウェブサイトと雑誌くらいだし。
「これ、あげます」
そう言ってご婦人は手に持っていた本がたくさん入った紙袋を僕に渡した。ちょっとびっくりしたけど、彼女が運ぶには重たそうだったので受け取りお礼を言った。
「要らなかったらお友達にでもあげちゃってください」
「こんなに?ありがとうございます」
「どういたしまして。ところであなた方は中国人?」
「いいえ、日本人ですが」
「ああそうでしたか。ではご機嫌よう」
「よい晩を」
別れ際は重荷から解放され心無しか少し元気になったように見えたご婦人。この間約15秒。紙袋を覗いてみると、新しい本や少し古い本、音声学や民俗学、小説等にまじってまっ先に目についたのが僕の好きなカルロス・カスタネダの本。珍しいこともあるものだ。とりあえず殺風景だったうちの本棚が少し賑わった。さて、これらの本を読み終わり誰か次の人に15秒で手渡せる日は来るのだろうか。

  

Comments (0) パリ, Tags: — Kyo ICHIDA @ 2002/07/23 23:21
30/6/2002

誤審杯

判定は相撲の方がよっぽど進んでいるな。

  

Comments (0) so foot !? Tags: , , — Kyo ICHIDA @ 2002/06/30 01:47