翌日6月4日の昼、アトムさんの会社の敏腕ウェブ・プロデューサー津田かおりさんのご紹介で知り合った仲田薫子さんと再会。彼女は写真家植田正治氏のお孫さんで、マドリードで始まった回顧展のオープニングの後半日の予定でパリへ。素敵なスペイン語版図録をいただきました。回顧展は今後3年かけてヨーロッパを廻るそうです。
奇しくも薫子さんもわびすけもすいどーばた美術学院の出身で前回はどばた話で盛り上がりまくり。世界は狭いですね。
繊研新聞の松井さんも合流し、ボン・マルシェ食品館2階でブランチしていたところ、夕食をご一緒する予定だったアトムさんから電話で嬉しいお誘い、アトムさんのお友だちの紹介で教会の晩のミサの後パイプオルガンを間近で見せていただけて演奏も聴けるとのこと! 人に会うためギャラリーへ向かう薫子さん達と別れ、まだまだ明るい午後7時にレピュブリックの教会へ。
厳かな気持ちになりながらミサを見学させていただいた後、ひと気のなくなった教会でいよいよパイプオルガン講座!
この教会のオルガン奏者クリストフさんはアトムさんのお友だちの荒木さんと弓道仲間とのこと。パリに弓道場があるとは知りませんでした。
3つのセクションのパイプ群から成るオルガンは巨大で演奏席は3階に相当する部分にあります。上るのが難しいことは解っていたので、録音&撮影してまーすと下に残ろうとしたところ、めったにないことだから一緒に上がろう、大丈夫おぶるから、とアトムさん。そんなめっそうもない!初めは丁重に辞退していたのですがとてもとても熱心に勧めてくださるのでお言葉に甘えてしまいました。超狭い階段を僕に首絞められながら上るのは大変だったと思います…(大汗)
ですがそのおかげでとても貴重な体験をすることができました。クリストフさんは詳しく説明しながらたくさんの曲を演奏してくれて、定番バッハのトッカータとフーガ ニ短調も弾いてくれました。それを間近で見る僕たち。高音用パイプのリードを取り出して見せてくれたり。そしてなんと、パイプオルガンを弾かせてくれたのです!
バチ当たるんじゃないかとドキドキですが、まずわびすけがガチガチに緊張しながらマイケル・ナイマンを弾いて、僕は弾けないのでちょっとだけ鳴らさせてもらって、アトムさんも少し弾きました。まるで建物ごと楽器! 本物のパイプオルガンを弾くなんて人生でもう二度とないでしょう。アトムさん、荒木さん、クリストフさんに大感謝です。
その後荒木さんのご主人のヴァンサンさんと合流しにぎやかに夕食。映画制作の経理士でベッソンの映画等の仕事をしているヴァンサンさんにあれこれ質問。ベッソンは初めてのアニメーション (実写パートもあり) を製作中だそうです。荒木さんとわびすけは石けんや化粧水の手作り話で盛り上がり。
夜も更けアトムさんをホテルに送るときシャンゼリゼを通ろうとしたら全面通行止め。
むむ、これはいったい…?
masakoです。
久々にミクシからトップページ見たらkyoさんの日記あるのに、私のトップの最新に表示されてなぁ〜い!と思ったら、、、他の人のに追いやられて見えなくなってただけだった。きっと前のもそうだ。(^^;)
そちらで素敵な出会いがあって面白いですねー。
プロヴァンス風大好きな私は、手作り石けんなどの話もうらやましい。
パイプオルガンの音は心が洗われるようで敬虔な気持ちに、いやどちらかといえば不良信者ぶりを懺悔する気持ちになります。
ホールじゃなくてそちらの石造り(と勝手に思ってる)の教会でしょ、いい音響くんでしょうなぁ。
そうですそうです、思いっきり本気で石造りの歴史ある教会でした。(しまった!夢中になってて全体像を撮るのすっかり忘れてた)
凄い天井の高さだったです。
そういえばmasakoさんはクリスチャンでしたね!
のぶしゃんが結婚のために青ざめながら教会に通っていたのを思い出しちゃった(笑)
教会の写真も忘れてますね、貴重な体験だからぜひ後日にでも外観を写しておいたらいかがでしょう?
それにしてもアトムさんに、重いおもいをさせてしまいましたね、ちょうショック。と真似してみました。だじゃれてすいません。
君は重いからほんとに申し訳ない、ありがたいことですが、おつかれ出て無いと良いけど・・・
通行止めは
オリンピック誘致のための工事かパレードじゃないですか?ニュースで見ましたが。
それ、しゃれになってませんぜ。>ちょうショック
重いおもい、の方がまだだじゃれかも。
そう、オリンピックのイベントだったんだけどね、後日談あり。
いえいえ・・・高い朝食にちょうショック!を真似て重いおもい・・・ですってば。
ダジャレ初心者でして、はい。
あ、やっぱり?
こりゃ失礼!
Kyoさんお久しぶりです、楽しいことだらけですね〜。
楽器の中でも鍵盤楽器が一番大好き〜というか、それしか演奏できないからだけど・・・。
教会の中の巨大パイプオルガンの演奏を聴くのは、私の夢の一つです。
パイプの大きさ、高さ、何段もの鍵盤・・・あれこれ想像すると、心が鳴ります。
しかし、「見ること」よりも、やはり「聴くこと」をしたいです。生で。
きっと、涙が出るくらい、感動ものでしょうね〜。
ピアノ習っているときは、左手バリバリメロディーのバッハはイマイチ難しくて興味をそそらなかったのですが、いまは、バッハいいですね〜。
フーガト短調も勿論いいし、今は、「主よ人の望みの喜びよ」が自分的に一押しです。
Chiekoさんお久しぶりです!
「主よ人の望みの喜びよ」いいですよね、バッハでいちばん好きです。
教会のパイプオルガンの演奏を聴くことはヨーロッパへいらっしゃる機会があれば簡単にかなうと思います。ヨーロッパでなくても、きっと日本にもあるところにはあるんですよね?
演奏することをこよなく愛するChiekoさんにこそ、是非していただきたかった体験です・・・涙、出ちゃうと思います。
僕は・・・汗が出ました。
kyoさん、いつもながら天才的なすばらしいオチのつけ方ですね〜♪
私を弟子に取ってください(*^o^*)
チャペルつながりの私事の話なのですが、聖歌隊募集の件で、今日つい口を滑らせてしまいました。そうなんです、嘘をついたわけではなく、口が滑っただけなんです(^_^;)b
kyoさんの日記に登場させていただき光栄です!パイプオルガンの演奏、いいなあ。私もトレドで小さい教会の塔に登る途中、オルガンの前を通ったとき、なぜかウズウズしました。
植田正治展のカタログ、3日前にバルセロナから東京に着いたのですが、税関から電話がかかってきて、あれこれ聞かれました。なぜなら表紙が女性のヌードだったから…
出だしの右手、”ソ”で始まるからト短調って書いちゃった・・・ホントはニ短調・・・何かおかしいなと思い始めてから気づくまでに1週間・・・トホホ。
とどさん、コメントどうもありがとうございます!
次回パリにいらした際にこのハンドルネームの由来を教えてください (笑)
それにしても日本の税関って、野暮ですねー。
回顧展がパリにやって来る2007年末を楽しみにしています!
chiekoさん、ニ短調とト短調、僕もぜんぜん気づきませんでしたよ!
ト短調と聞くと根拠なく大島弓子作品が思い浮かびますが・・・歳のせいでしょうか。
ところで聖歌隊募集の件、続報がアップされるのを楽しみにしております!
植田正治さんの写真
一番好き、といっても過言ではない写真家は鳥取の砂丘を映す植田正治さんだ。
そのモノクロでシュールな写真を大昔習っていた絵の先生に連れられて二科展で見たのが最初…