もはや完全に風化したネタですがいちおう後日談を。
以下はわびすけのメモから抜粋。
1/8(月)入院
1/9(火)飛行機キャンセル
1/12(金)固いコルセット型取(まだ立ち上がれないため延期)
1/16(火)柔らかいコルセット採寸 座った!!
1/17(水)座って脚を下ろした
1/18(木)立った!!
1/19(金)コルセット仮合わせ 車椅子に乗った
1/20(土)車椅子でトイレに行った
1/22(月)病室をちょっと歩いた
1/23(火)寝たままお風呂
1/24(水)車椅子でトイレへ
1/25(木)歩行車で廊下を歩く
1/26(金)コルセット出来上がる 歩行車で廊下を2往復。
1/27(土)足を下ろして座った姿勢で仕事1h
1/28(日)連続2時間座った
1/29(月)2本の松葉杖で単独で歩く!!
1/30(火)階段を10段くらい昇降
1/31(水)階段練習
2/3(土)退院!!
リハビリの先生にもとても元気づけていただきました。正直ヘコんでいたので松岡修造のような声で励まされとてもありがたかったです。(主治医の先生とリハビリの先生には今でもときどきメールで近況を報告させていただいています)
退院の日も最後のリハビリしていただき、廊下を2本の松葉杖で歩く練習をしているとお世話になった看護士さんがふたり、(僕の気を散らさないように) 音の出ない拍手をしながら見守ってくれていました。
「市田さん背が高いんですね」
「でもこの怪我で身長2cmくらい縮んだという噂も (笑)」
「じゃあほんとはもっと大きいんだぁ」
なぜか卒業式のようだなぁと少し懐かしいような不思議な気がしました。
その日の午後わびすけとタクシーで帰宅。振り返ってみると、1ヶ月弱の入院生活は回復に努めることと限られた時間で仕事することに必死だったおかげであっという間でした。
まだ長い時間起きていると辛くなってくる感じでしたが成田へは横になったまま行ける福祉タクシーで移動、パリへはエコノミー2席を買い足し4席にして横になってのフライトで楽でした。(フルフラットになるファーストクラスも考えましたが1席百万円以上ということで即諦め!)
東京の古い家と違って狭いながらもバリアフリーなアパートのベッドに横になったときは本当にほっとしました。
それにしても今回のケガではいろいろなことを考えさせられました。悪いことが起きると、どうしてもそこには何か意味があるのではないかと感じるのものですよね。
入院中作業していた仕事はその後クライアントにとても喜んでいただくことができました。
10年カードも拍子抜けするくらい簡単に受け取ることができました。ではいったいどんな意味があったのでしょう。
おそらくリハビリを通して今後のことを見つめ直す必要があったのではないかと思います。いろいろなことに気づかされました。
自分にとって本当に大切なことは何か。
日常生活に潜むリスクや、僕にとっても家族にとってもそのリスクを吸収しきれなくなりつつある長年住んできた愛着ある東京の家のこと。
家族のためにできること、できなくなったこと。
考える時間が普段より余計にあったせいか、ずっと以前の様々な失敗の原因に突然気づいたりもしました。かいつまむと、半端な思いやりは誤解を招くし逆効果になることも。何事も中途半端はいちばん良くないな、と (意味不明ですみませんが今更ながら思慮が浅かったことに気づきました) 追記:我ながら解りにくいので一部修正.
今はイスに座って仕事ができるというだけでとても幸せを感じます。幸せって得るのも失うのも案外簡単なんですね。
まぁ、出来ない事は・・・・誰か呼んで!
ありがとう、なかなかそうもいかなくてさぁ。でも独りじゃ生きられないことを改めて痛感。
元気な時は普通のことが、できなくなってみると、それができる生活がとてもありがたいことだったことに気がつきます。
人間というのは失って始めて気づくようにできているのかも知れません。
twm先生、コメントどうもありがとうございます。
本当にその通りですね、今は日々の些細なことの中にもありがたさを感じています。
「自分にとって本当に大切なことは何か」。頭ではわかっているのですが、でもいざ何かあるとすぐカ〜っとなってしまって後悔することばかりな毎日です。反省しなくちゃ。
えっ、でもmamiさん毎日カ〜っとなられてるわけじゃないですよね!?
もちろんいいことばかりじゃないんですが日常の中で怒ることがすっかり減ったのはカルシウムの摂り過ぎでしょうか(笑)
怒ることって消耗しますもんね、単に老化かも…(^^;
あ、でも事件のニュースとか見るとハラたちますよ。