文春の記事で旭川の事件を知りました。
亡くなってしまった被害者の少女とそのお母様の無念を想うと胸が潰れそうになります……。
https://bunshun.jp/articles/-/44765
便宜上イジメという言葉を使いますが、もはやそう呼ぶことすら矮小化だと感じられるれっきとした犯罪ですよね。
あまりに酷いので敢えて出羽守しますがフランスでは義務教育であっても退学になる場合があります。
このような深刻な事件では当然ながらそれだけでは済まず、検挙され少年裁判所が判断を下すことになるでしょう。
この教頭や担任に問題解決能力が無いのは明らかなので「加害者にも未来がある」などとほざくなら尚更のこと早期に専門家に委ねるべきでした。
それにしても教育者のこれ程までに不適切な対応と発言には愕然とします。
年齢を盾に加害者を護るばかりでは犯罪の抑止になりません。
日本の少年法はもはや子供を守るどころか潜在的・日常的な危険に晒しており、これまでの数少ない改正がネット時代の現状に充分対応できていない以上、更なる早急な見直しが急務です。
日本では少子化の影響もあって少年犯罪件数そのものは減っているもののイジメは無くならず、放置すれば今回のような犯罪に発展したり被害者の自死という最悪の結果に繋がる可能性があります。
フランスをはじめ海外でも特に性犯罪の低年齢化が問題になっており、少年法は時代とともに度々改正されてきました。
イジメに加担すれば即座に現在の学校生活が失われるばかりか、将来が著しくハードモードになるルールとその周知が必要ではないでしょうか。
学校がイジメを矮小化したり隠蔽しようとするのはある意味で制度の欠陥とも言えます。
あっても珍しくないのだからイジメを無かったことにするインセンティヴを排し、対応を誤ったり怠ることこそがリスクだと認識を改めてもらわないと。学校が助けを求める子供を黙殺するようなことがあってはなりません。
しかしながら学校にあまり多くを求めても現実問題として無理があるでしょうから、ラインを超えたら退学という明確なルールを各学校ではなく国が定めて適用した方が結果的に現場の教師の負担も減るのではないでしょうか。
左派勢力の根強い教育現場からの国主導への反発というジレンマはあるにせよ、現状のままでは子供を安心して学校に通わせることが出来ないと考える保護者も多いはずです。
生徒は義務教育からの不名誉な強制退場が嫌なら軽い気持ちでイジメなどしないことです。