まるで故人クリストからパリへのプレゼントのようだと妄想しました。
包装されて巨大なギフトと化した凱旋門はモダンな印象に変貌し、来週に元の姿に戻ってしまったら「あれ?何だか古臭い」と感じるかも。
比較的人も車も少ない早朝に行ったら建築家の友人も来ていて、すごい偶然に嬉しくなりました。
この動画の7〜9秒に写っています。
さて動画というと何故かループさせたくなるのですが、FacebookとInstagramでは30秒以下でないとループしてくれないとのことなので、ほぼ倍速です。部分的に6倍速w
パリのほとんどが時速30km制限になったので、実際にこのスピードで走り回ると叱られそう。
ここからはちょっと技術的な余談です。
撮影にはRICOH THETA Z1を使っています。
マニュアルモードの設定は、
ISO 80
シャッタースピード 1/60
F2.1ですが3.5まで絞るべきだったかもしれません。
一脚+自撮り棒に付けたTHETA Z1を奥さんが車の窓から出して撮影しています。
360度カメラの場合、自撮り棒は角度調節機能の無いシンプルなものが向いています。
角度が少しでもズレると自撮り棒が写り込んでしまうためです。
RICOH THETAのPC用アプリで変換したmp4ファイルをFinal Cut Proでループさせています。
動画が自動的にループ再生されるためには、Twitterでは1分未満、
FacebookとInstagramでは30秒未満の動画にする必要があります。
そして360度の動画に対応しているのは今のところFacebookとYouTubeだけです。
ですが久しぶりにFacebookに360度動画をアップしてみたところ、まだまだ対応が不充分でした。
Google Chromeではそのままタイムラインで再生されず、Safariでは見る方向をコントロールできず、まるで球体をメルカトル図法で展開したような歪んだ状態での再生になってしまいます。
スマートフォンではちゃんと再生され、見る方向もコントロールできますが、ループするときに画角がいちいちリセットされるためスムースに繋がりません。
ツイッターでは360度動画を投稿できないので、トリミングした普通のループ動画として投稿してみましたが、魚眼レンズで撮影しているため凱旋門がぬいぐるみのように膨れています。
もっと歪みの少ない、THETAのPC用アプリで見るような動画にできないものでしょうか?
それで仕方なく、THETAのPC用アプリで動画を再生しながらQuickTimeの画面収録で撮った動画がインスタにアップしたものです。
画面のサイズを調整するのも手間だし、ループがうまくいったのは偶然に過ぎません。
もうちょっと効率のいいやり方はないものか・・・?
そういえばInsta360には360度のパノラマ動画を普通の動画として書き出す機能があったはず、と思い出し、Insta360 Studio 2021 というアプリをダウンロードしてみました。
他社のカメラであるRICOH THETAで撮影した動画やFinal Cut Proで編集したパノラマ動画でもh.264圧縮でエンコードしたものは問題なく開けました。
さわってみるとかなり良くできたソフトウェアで、最初こそズームインする方法を探しましたが、先ずキーフレームを設定してそのキーフレームに対しパンやチルト、ロールなど様々なパラメータを設定することで思い通りの見せ方や動きにできる優れものでした。
16:9や4:3に加え、インスタに最適な1:1やスマホの縦動画サイズの9:16等も選べて便利です。
Insta360 Studio 2021で書き出したクロップ動画がこちらです。
最初からこれでやれば良かった…。
RICOH THETAシリーズの編集アプリ THETA+はスマホ専用なので今回のようにPCで編集した360度動画には使いにくいんですよね。
いずれにせよ、THETAの画質は以前のモデルに比べてかなり良くなってきています。
5年前に撮ったこちらの360度動画と比べて4Kの恩恵で解像感が増しました。
どうせならZ1で撮り直したいくらいですが、リヴォリ通りが自動車通行禁止になってしまったのでこのツール・ド・フランス最終日のコース撮影は再現できなくなってしまったのでした。以上、余談でした。