「あけましておめでとうございます」
この当たり前の新年ご挨拶を躊躇させられるような波乱の幕開けになりました。
被災された多くの方々のことを思うと言葉を失います。
2024年がいったいどのような年になるのか、多くの日本人が不安に感じているのではないでしょうか。
元旦という特別な日に大きな災害が起きたことで考えさせられてしまいますが、自然から見たら人間の都合で定めた日付なんて意味を持たないのだろうと気を取り直しました。
一方、「一年の計は元旦にあり」ということわざに則るなら、災害や予期せぬ難事に備えよ、ということになるのでしょう。
日航機のように、日頃からハードな避難訓練に真剣に取り組んできた備えがあったからこそ、乗客全員を無事に避難させることが出来ました。
使命感とともに急いで被災地に向かおうとされていたであろう海保機JA722Aの乗組員の皆様は機長さんを含め本当にお気の毒です。
心から哀悼の意を表します。
過去の数々の痛ましい事故の原因を究明し再発防止のために共有してきた航空業界ですから、必ずやこの事故も無駄にならず今後に活かされることでしょう。
21世紀にもなって戦争はなくならないし、相変わらず人類は殺し合っているしで暗澹たる思いです。
そんな中、自分がどんな死に方をするのか想像したとき、
「暴力で死ぬのでさえなければ、全て天寿として受け入れよう」と思いました。
殺されるのは嫌だけど、病気で死ぬならいいや、と。
事故もなるべくは避けたいですが、例えば癌なら準備やお別れも出来るから、と。
多くは望みません。愛する家族と安全な住居に住み、忙しく働けるのはとても幸せなことだと感謝しています。
日々自分にできることをひとつずつ、コツコツやっていくしかないんだと、前向きな諦め、もとい、諦観です。