学生の頃大好きでよく見直していたドキュメンタリーをYouTubeで発見しました。非常に懐かしいです。
https://youtu.be/X3OiEdS5-9Y
このドキュメンタリーのセルビデオが家にあったんです。当時ベータでした。
小澤征爾さんといえば『ボクの音楽武者修行』の話が超面白くて、けれども当時コンサートで直接演奏を聴ける機会がまだありませんでした。
88年、留学中たまたま旅先のベルリンでちょうど憧れの小澤征爾さん指揮のコンサートがあると知り、ダメ元でベルリン・フィルハーモニーに突撃しました。
チケットはソールドアウト。窓口で断られましたが、キャンセルが出るかもしれないことに一縷の望みを託し待ち続けます。
他にも数人、並んでいる人がいました。
「チケットはない」の一点張りでしたが、開演少し前、並んでいた全員が入れることになりました!わー!
チケット代は当時のレートで日本円で千円ちょっとだったように記憶しています。めちゃめちゃ安い!
場所は斜め上から見下ろすような位置で、近くはないけれど悪くなく、入れただけでも感激でした。
そして開演、何やら大所帯の日本人合唱団が舞台に!
恥ずかしながら、コンサートがあると知ってすぐに駆けつけたので、この公演がどういうものなのかを全く知りませんでした。
演目は『カルミナブラーナ』。
その演奏の迫力たるや・・・もうぶっ飛びましたね、音がもの凄くて圧倒されました!
人生で最も興奮したコンサートでした。
そのときの映像を見つけました。映像があったとは!!
とうことはソフト化されていたのですね、嬉しい驚きでした!
時は流れ2014年、パリのテアトル・デ・シャンゼリゼで小澤征爾さんを観ることができる機会がありました。
当時ご病気明けだったこともあり、指揮をするかどうかはわからない、たぶんしないだろうとのことでした。
ですがアントラクトの後、振ってくださったんです!
当時78歳の小澤征爾さんは、年齢を超越した軽やかな身のこなしで、完全に魔法使いそのものでした!
比喩ではなく、本当に魔法を目撃したと感じたんです。
思い出と感動をありがとうございました🙏
心からご冥福をお祈りいたします。