DVDって買って一度しか見ないものも多いけど、何度も見るものはだいたい音楽関係な気がする。
去年まで最もヘビーローテーションしたDVDはヘドウィグ・アンド・アングリーインチとLED ZEPPELIN DVDだったけど、この春はこれ。ミシェル・ゴンドリーの作品集。
彼の名前にぴんと来なくても、ケミカル・ブラザーズの”Let forever be”やビョークの数々のPVを覚えている人は多いはず。
彼の独特なユーモアのセンスや時にとてもドラマー的なアイディアの数々に痺れます。現役フランス人クリエイターで一番胸踊る存在。
今は昔。
レコード盤をひっくり返す、という行為がふと懐かしくなった。
面倒くさがりの僕としてはCDを取り替えるのすら実は億劫。やたら壊れるCDチェンジャーにも見切りをつけて、ご多聞にもれずコンピュータをジュークボックス化しているけれど、圧縮した音に耳が慣れちゃうのはなんか悲しい。
だってMP3のシンバルの音はひどいし…、でも便利さにはかえられなくてAACで我慢…。
じゃあアナログの音が良かったのかというと、まったくオーディオマニアじゃなくて拾ってきたようなプレーヤーしか持っていなかったせいかそんな気もしないんだけど、レコードにはCDにないありがたみがあった気がする。
中学の頃、中間テストや期末テストが終わるやいなや必ず秋葉原の石丸レコードセンターへ行っていた。ここではレコードを買うとき、店員さんがレコードをジャケットから出して盤面に傷がないかどうか確かめさせてくれる。つやつやとシルキーな輝きを放つレコード盤はとてもデリケートなものとして大切に扱われた。
CDの時代になってその儀式がなくなり、店員さんもだいぶ楽になったかも。
そういえば中一の頃、クラフトワークのレコード盤を見て衝撃を受けたっけ。あまりにタイトなテクノのリズムが、なんと盤面にくっきり模様を浮かび上がらせていたもんだから。確か”MAN MACHINE”だったかな。
不思議。
夢判断的にはどうなのか
友人熊猫は空を飛ぶ夢をよく見るという。
風を切ってとても爽快な気分らしい。
いいなぁ、こっちなんか夢の中でも脚が悪いんだ。
しかも今朝方見た夢は実家の屋外階段を苦労して登っている夢。
あまりに時間がかかって登りきらないうちに眼が覚めた。とほほ。
夢判断によれば飛ぶ夢は欲求不満の現れとか聞くけど、それでもそういう夢の方がいいな。
なぜかいつもペンギン
うちの会社の年賀状を見た友人たちから「ボウリング・フォー・コロンバインの影響か?」とか「なんかフランスのやつってピストルで解決するっての結構あるよね」という感想が。たしかに原案はフランス人のヤン。日頃穏やかな彼がバイオレントなシナリオを書くのは、よほど経済が凍りついていた2003年を吹き飛ばしたかったに違いない。雪解け水に流されないようにしないと。