ユーロ200X?

今ヨーロッパではサッカーの欧州選手権ユーロ2004で盛り上がっています。
これを書いているのはギリシャが前回優勝のフランスを見事な試合運びで破った直後です。
今頃サン・ミッシェルのギリシャ料理店街ではお祭り騒ぎになっていることでしょう!
フランスのシュートが外れる度に野太い悲鳴を上げていた階上の住人はすっかり静かになってしまいました。

ベスト8が出揃った時点でフランス人の友人は「今回の決勝はイングランド対チェコじゃないかな、フランス代表はダメだよ」
と言いながらも彼は内心フランス代表の活躍を期待しています。
きっと2002年のワールドカップのあまりに苦い思い出がフランス人を用心深くしているのでしょう。
これに対し、内心のポルトガル対チェコというある意味無難過ぎて面白味に欠ける予想をグッと押しとどめ、僕は「決勝はギリシャ対スウェーデン」という大胆すぎる宣言をしていたため(このメルマガが配信される頃には笑い話になっていることでしょう)ギリシャの勝利が嬉しかったですし、個々の能力では劣っていてもチームとしてのまとまりで勝った彼らの今回のプレーは日本代表にも参考になりそうです。

それにしてもフランスはまたも不本意な結果に終わってしまいました。
そういえばヨメのわびすけのフランス語学校の授業で先生がこんな話題を。
「ワールドカップといえば、みなさん。覚えていますか?そう、1998年!」
どうやらフランス人にとって2002年の大会はなかったことになっているようです。
この調子だとこんどは「ユーロといえば、みなさん。覚えていますか?
そう、2000年!」となるかもしれませんよね!?

なにはともあれ、スタッド・ド・フランスの見やすい車いす席でまたサッカー観戦がしたくなりました!

2004/06/27