メモリ→メモワール (なんかロマンチック),キャプテン→キャピテン (弱そう) に引き続きマヌケなフランス語を発見。
パジャマがフランス語ではピジャマだと知ったとき笑い転げたけど、フランス人にだけはこの可笑しさは通じない。
エテルネットと言われてイーサーネットのことだと解るまでしばしフリーズ。外来語も自国の読みに変えてしまうフランス人恐るべし。DVDはデヴェデーだし、ってそれはしょうがないか。
ここでは ICHIDA は例外なく「イシダ」と発音されるため、面倒だから自ら「石田です」とか名乗ってしまう今日この頃。処変われば名字も変わるのか。
移籍
ここ数年、幸いにも良いクライアントに恵まれフリーランスの生活が気に入っていたものの、このままでいいのだろうか?もっと挑戦するべきでは?とか自分の果たすべき役割って何だろう?という疑問が常に頭の片隅にあった。
それは、やりたいことの何分の一もできずにいる自分への叱咤でもあり、かつて活躍してきた優秀なデザイナーやエディター達が歳をとって仕事がなくなっていくのを見てきたせいもあるかもしれない。恐らくほとんどのフリーランサーにとって宿命のようなもので、たぶん自分も避けられないのだろう。母もスタイリストとして多忙だった頃はいつか仕事がなくなるとは考えもしなかったらしい。忙し過ぎてそんな余裕もなかったのだろうと思う。
地道にコツコツやっても歳とって仕事が来なくなるならそれまでは好きにやるか!(なんじゃそりゃ?)
それとも仕事がなくて暇になったらやりたかったことの残りいくつかができるようになるのだろうか? いやいやそんな悠長なことを言ってちゃ始まらない。
結局、今現在自分を最も必要としてくれる場所へ来ることにした。テーマはニューチャレンジ,ニュー恩返し,笑顔で挨拶。
祖国ほど容易ではなく、アメリカほどアグレッシヴでもなく、仕事が忙しくても生活を大切にするフランスは程よい選択だったと思う。慣れ親しんだ場所でもあるし。
ビジネスでの人助けはなかなかたいへんなのでとりあえず手近なところから。この寒空に眉毛がハの字になったおじさんが「J’ai faim (私はひもじい) 」とか書かれた紙を持ってたりすると小銭を探さずにはいられない。もっと寒くなったら彼等はどうするのだろうか・・・?
そして10年、20年後に自分は何をしているんだろう。ちゃんと食べれているだろうか? 何かを成し遂げたと思えるだろうか? もっと歳をとっても現役で仕事をしていられるだろうか?
そんな疑問は措いといて、とにかく今できることに集中しようと思う。先のことは判らない方が面白いし。
通勤路にて
かんでる…
わびすけは女子美在学中に電話受付のアルバイトをしていた。
オペレータ達がいろいろな会社にかかってくる電話の応対をするあれだ。
ある日、かかってきた電話に「はい」とか「ええ」とか相槌をうってるうちに、つい両方が混ざって「へぇ」と言ってしまった。
「へぇ、ですか」と相手の人に笑われたそうだ。
でもそんな失敗はまだ序のくち。
隣にはひときわ大人っぽい早稲田の女子大生Tさん。
1コールで電話を取り、完璧な秘書口調で、
「東○首都圏サービスでございますぎゃ」
周囲のオペレータ達が酸欠にのたうちまわったのは言うまでもない。
911
9/21からの東海岸短期出張がおじゃんに。Chipの結婚式に出席できなくなったことが非常に残念。
今回のテロや、その背景にある宗教・民族的な問題・政策について言いたいことは山ほどあるけどここでは控えたい。だってウンザリだし。